全世界の8割の人間が何らかの「個性」という特異体質を持つ世界。個性を利用して犯罪をはたらくものが増加する混乱のなか、ヒーローとして活躍するものもいます。彼らは人々の憧れの存在。主人公の中学生、緑谷 出久(みどりや いずく)は、無個性の人間で何の能力も持っていませんが、将来スーパーヒーローになることを夢見ています。
ある日、出久は敵(ヴィラン)に襲われてしまいます。そこにかけつけて出久を救ったのは「平和の象徴」と称されるスーパーヒーロー、オールマイト。
昔から彼に憧れる出久は、後をついていきますが、追いついた先で見たのはオールマイトの弱った姿。長年に及ぶヴィランとの闘いで致命的な傷を負っていたのです。そんなオールマイトの姿に少し幻滅し、ヒーローになる事の厳しさを実感する出久。
そんな中、街ではオールマイトが封じ込めたはずのヴィランが再び出没。出久の幼馴染み、爆豪(ばくごう)が襲われます。その光景を見た出久は、爆豪を助けようと無謀にもヴィランの前に飛び出します。出久の勇気ある行動を目にしたオールマイトは、彼にヒーローの資質があることを認めます。そこでオールマイトの持つ個性「ワン・フォー・オール」を出久に継承することに。
「ワン・フォー・オール」を授けられた出久は、国内で最難関とも言われる雄英高校ヒーロー科の入学試験に挑戦します。実技試験では仮想ヴィランを相手に、自らの個性を使って倒していくもの。出久は個性の使い方が分からず苦戦します。しかし巨大なヴィランが出久の前に現れ、彼は拳を振り上げてヴィランを一撃で倒しました。
憧れの雄英高校に入学した出久。担任教師の相澤がクラス全員に「個性把握テスト」を課しますが、最下位になると学校を除籍になるという厳しいテストです。前回、拳を使った時に腕にダメージを受けた出久はケガを恐れて個性が出せません。しかし現状のままではヒーローになれないと覚悟を決めて、ボール投げで個性を使い、驚異的な記録を出します。最小限のダメージで最大限の力を発揮する方法を見いだします。
生徒同士がヒーローとヴィランになって闘う訓練では、出久は爆豪の動きを読んで投げ飛ばしました。出久に個性があることを知った爆豪は怒り、渾身の力で出久に襲いかかってきます。
爆豪の攻撃をうまくかわす出久。コンビを組んだお茶子と一緒に作戦を練ります。その結果、爆豪に勝利します。激しい闘いで消耗した出久は、保健室でリカバリーガールの治療を受けます。オールマイトはリカバリーガールに、出久に個性を伝授したことは秘密にしていて欲しいと頼みます。
放課後、出久は爆豪を呼び止め、自分の今ある個性はある人から授けられたと告白。爆豪は悔しさをあらわにして立ち去ります。
ある日、クラスで学級委員の選出があり、出久が委員長に決まりました。立候補していた飯田は悔しがりながらも出久を称えます。出久は本当に委員長にふさわしいのは飯田だとクラスメイトにアピールし、飯田が委員長をつとめることになりました。
生徒たちは事故と災害の救助訓練に挑みますが、そこに複数のヴィランたちが突然出没。生徒たちはバラバラに別れさせられ、出久・峰田・梅雨が水難ゾーンにてヴィランに挑むことになりました。連携プレーでヴィランに勝利した3人は、元いた場所に戻りますが、担任の相澤が一人でヴィランと闘っています。
ヴィランたちの代表格、死柄木弔(しがらき とむら)の個性で相澤は負傷してしまいます。さらに改造人間である脳無の圧倒的なパワーを受けて生徒たちは絶体絶命の状態に。
そこにオールマイトが現れ、周りのヴィランたちを次々に倒して相澤を助けます。そして脳無との直接対決に挑みます。次々と脳無にパンチをくりだしていくオールマイトですが、脳無の個性はショック吸収と超回復。ほとんどダメージを与えられず苦戦します。
さらに黒霧が加勢してオールマイトを攻撃。オールマイトの弱点を知る出久は、見ていられなくなり、黒霧に向かっていきます。そこに爆豪と轟らも加わり、動けずにいたオールマイトを救出しました。活動限界が近づくなか、強烈なラッシュで脳無を倒します。
飯田が呼びにいった教師たちが施設に到着。大勢のヴィランを捕まえますが、死柄木と黒霧には逃げられてしまいました。
無力だったと嘆く出久ですが、オールマイトは「あの一瞬がなかったら俺はやられていた」と出久に感謝します。そしてまた活動限界の時間が縮まったといいますが「このクラスは強いヒーローになる」と予言するのでした。
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DIGLE MOVIE編集部
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DIGLE MOVIE編集部ディレクター。音楽、アニメ、漫画、映画、ファッションなど、全てのアートカルチャーをこよなく愛しています。 某音大卒、アメリカ留学後に大手音楽レーベルにてアーティストの新人発掘、マネジメントに携わり、現在はアーティスト兼ディレクター兼アートコンサルタントとして様々な素晴らしいモノ、コトを提供中。 アートを新たな価値として提供する事にも日々模索中でMUSIC HACK DAY Tokyo 2018にも出場し、Sigfox賞を受賞。
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